コピー機兼faxに至るまで

コピー機19

最近はとても便利な世の中ですが、私たちが普段何気に使っているコピー機も、冷静に考えると信じられない道具ですよね。

何枚も同じものが欲しいときコピー機にセットしてスイッチを押せば、どんどんコピーされた物を作成していくという魔法の様な道具です。「関連|OAランド|コピー機

それだけでも驚きですがfax機能が搭載されているのは、もはや今ではスタンダードと言っても過言ではありません。そんなコピー機やfaxそれぞれの歴史などを紹介します。

コピー機の歴史

copy(複写する、真似する)という英単語だけで、英語が苦手な日本人でもその意味を連想することが出来るでしょう。コピー機を発明した人は一体、普段どれ程同じものを書き続ける必要があったのでしょうか。きっとその作業に飽き飽きしていたのかもしれません。

『あぁ、もう同じものを何枚も書くの疲れた…』という絶望的な思いが、コピー機の発明と普及に繋がった可能性があります。そのコピー機の誕生についてみなさんは、どんな背景を想像しますか?今ではPPC複写機とよばれる、いわゆる原稿をセットしてスタートボタンを押すタイプのコピー機が一般的です。

しかし、大昔にあの灰色の機械があったことは想像できませんよね。その歴史の始まりは1779年、私たちが今暮らしている日本は当時安永(あんえい)8年で、江戸時代でした。

地球の裏側ではジェームズ・ワットが世界初の複写機の発明を始めていたのです。世界初の複写機を発明した、ジェームズ・ワット(1736~1819)は、スコットランド中部(イギリス)のレンフルーシャーン州の中にある美しい港町、グリーノックで生まれました。

イギリスの発明家で、機械技術者でした。ジェームズ・ワットは自身が43歳のときに複写機の発明を始めました。43歳からという年齢に『すごい意欲だな…』と思いますが、きっとこの当時はまだまだ普通に生きていくのには不便で、もっと楽して生きたいという願望が、人々には強くあったのでしょう。

ワットが発明した複写機は、インクの染みやすい紙を使って、重ね合わせてぐーっと圧力をかけて転写するという、とても原始的ですが(当たり前です、世界で初の試みです)当時ではとても画期的なアイデアを利用したものでした。

ワットは、使うインクの種類や紙、圧力を何度も試行錯誤し、実験を繰り返していきました。その後複写機は大ヒットし、ワットは商業的な成功を収めます。発明着手から15年、1794年に自身が大きくした事業を息子たちに引き続きました。

これが現代のコピー機の原点です。大昔に一人の人間が画期的なアイデアを思い付き、何度も試行錯誤した結果が何百年にもわたり、更に進化し続けているという事実はとても信じられません。発明した本人の意思が今も世界中で引き継がれていることには、ワット本人も驚いているでしょう。

fax(ファックス)の歴史と仕組み

そもそもfaxの意味をご存知でしょうか。ラテン語の『fac simile(同じものを作れ)』が語源です。英語圏では、faxと短縮されています。子供のころ、少しお間抜けだった私は、家にあった電話機から色々な情報が書かれた紙が出てくるのを見て、コードを通って紙が流れてくるかな?と思っていました…。

ファックスを発明した人は、もしかしたらとても自分の声にコンプレックスがあったのかもしれません。あるいは、自分の書く文字に芸術的な魅力を感じていた…など想像すればきりがありません。本当はどうだったのでしょうか。

期待を裏切る結果になるかもしれませんが、ファックスは声に自信のない人や美しい文字でアプローチするために開発されたのではなく、図面などの画像を送りたい!という欲求によって開発が進められました。携帯電話で写真を送れる時代に生まれてきた私たちには、到底出てこない発想ですよね。

そして驚くことに、ファックスはなんと電話機より30年も先に発明されていました。ファックスはコピー機と違ってインクの交換が必要ないものもありますよね。ファックスの仕組みをみなさんご存知ですか?そもそもどうやって画像の情報を機械から機械へ送るのでしょう。

簡単に説明すると、機械は紙を細かくブロック別に分けて認識しています。そこに光を当てて『光が反射するか、しないか』でそのブロックが白いのか黒いのかを読みとっています。すごいですよね。さらに白と黒を数値化し、電気信号に置き換えて発信先に伝えているのです。

ちなみに、インクが無くても使えるファックスには感熱紙という紙が使われています。文字通り、感熱紙は熱を感知すると色が変わります。普段何気なく使っているもの一つ一つに、たくさん面白い技術が隠されていることには本当に驚きです。

これからも色々な技術で生活がもっと便利になっていくのが、とても楽しみです。

変わっていく発明

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どんどん世の中が便利になってきて、色々な機械が進化していますよね。fax機能付きコピー機も2つの性能が一緒になり、もっと使いやすく便利に進化したものの一つです。携帯電話にカメラ機能がついたり、DVDプレーヤーに録画機能がついたりと人間の『楽をする』ことへの追及には驚くばかりです。

色々な発明をし、その機能を1つにまとめてしまう新しい発想のそれ事態がら新たな発明と言ってもいいでしょう。

関連記事:連続印刷をしたいときに便利なコピー機の導入方法を紹介

体験談

しかし、中には便利になりすぎて私たちを困らせることも多々あります。数年前、秘書兼事務職をしていた時の話です。私は遅番での出勤で、お昼からの出社でした。到着してすぐに、早番で出勤していた同僚からコピーを頼まれました。

まだ少しボーッとしていた私は、20部で良かった資料をなんと200部コピーでセットしまっていたのです。80部を越えたところで気が付き、何とか被害を最小限で済ませることが出来ました。

みなさんもコピー機のセット枚数には充分気をつけてください。

機械のこれから

まだまだ機械技術の進歩に、私たちの中のほとんどが追い付いていないのでは、と思う今日この頃です。これからどんどん新しい技術が生まれては、これまでのものと合わさったりしながら、日々更新されて行くことでしょう。

始まりは、『不便だな…もっと楽したい…』でしたが、そういった人間の一面が、動き続ける世界の新しい歴史を作って行くのだと思うと、世の中の意味の無さそうなことにも何か特別な意味があってもおかしくないかもしれません。