コピー機に紙をセットするのは縦向き?横向き?

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一度に多くの原稿を複製することができる便利な機械、コピー機。近年は家庭でもコピー機があるのが当たり前になりました。私もよくコピー機を利用するので、その利便性はよく知っています。しかし、1つの疑問があります。

それは、コピー機にセットする紙は縦向きがいいのか?横向きがいいのか?ということです。そんなのどっちでもいいのでは?という声が聞こえてきそうですが、ちょっとこだわって考えてみたいと思います。

そもそも原稿で多いのは?

私達が日常的に目にする原稿の向きはどうなっているでしょう?学校からの案内、会社内での文書、連絡などで使われる原稿。ほとんどが縦向きの原稿ですよね。これは日本人が縦書きに文を書いてきたことにより、目線が上から下へ移動することや、保管するときスペースを確保しやすことなどが関係しているかもしれません。

そんな縦向きの原稿えお、コピー機にセットするときどうしますか?おそらく横向きにおいている方が多いのではないでしょうか?なぜ、原稿は縦向きなのに、セットは横向きにしてしまうのでしょうか?どちらでもよいという割には、私の周りの人は殆ど横向きにセットしています。

コピー機は、こんな考えで作られている

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それでは、一体なぜコピー機には縦向き、横向きがあるのでしょう?。それは、コピー機にしろプリンタにしろ、紙の送り方向がひとつの基準にだからです。先程も取り上げたとおり、文書を作るときのページ設定で、A4縦というのは非常に多いスタイルで、その文書をそのまま上に送っていくような送り方を、縦送りと呼んでいます。

記録紙は、プリンタ部分の機械的な摩耗を減らすと言う意味で横送りが標準になっています。私が今使っている、かなり古い複合機もそういうところがあります。コピーに関しては、A3は縦向きですが、A4になると横向きになります。

基準も原稿台の左上の角になります。コピー機/複合機の中には画像を90度回転させる機能はあるので、結果としてどちらでもよいのですが、なんとなく横向きにしてしまう一つの要因になるでしょう。ドラム式のコピー機の原稿は原稿台の中央に揃えます。

おそらく、通再用紙をコピーしたときの感光ドラムの偏磨耗を考慮しているのだと思います。ところが、スキャナを使ったデジタル複合機になってから、原稿台の左上(もしくは右手前)が原点のスタイルに移行していきました。

家庭向けの複合機を使っている人も多くなり、原稿は横長に置き、原点は左上の角というスタイルにした方が、なじみやすかったのも要因と言えるでしょう。いずれにしても、どちらという決まりもなく、機能的な差もないのが、コピー機の設計者としての考えでしょう。

便利なようで、便利じゃない?複合機の扱い

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実は、この問題を複雑にさせているのは、家庭用に普及した複合機なのかもしれません。複合機は、この10数年で飛躍的に普及し、今や家庭に一台はあるといっても過言ではありません。誰にでも使える環境になった分、自分の複合機の使い方が広がったのも、縦向き、横向きには関係しているのではないでしょうか?

たとえば、先程も話したとおり、コピー機にも複合機にも、自動回転機能が備えられている機器は多く存在します。しかし、家庭用複合機は、記録紙の向きを原稿の向きに合わせてセットする必要なものもあります。そのため、一度記録紙をセットすると、その送り方向に合わせて原稿をスキャンするほうが楽なことから、縦向きにセットしたり横向きにセットしたりするのです。

このことから、その人の使用環境によっては、必ずしも縦向き、横向きは統一されず、個々の状況に応じて変化しているものだと考えられるのです。

使い手の意図を組まない自動回転

私は、仕事上コピー機をよく利用します。自動回転も備わっているコピー機なのですが、こんなことがあります。A4の縦向きの用紙をコピーするため縦向きに置くと、横向きに出てきて、上半分しか写っていない。だったらと。横向きに置いて再度コピーしても、変化なし。最終的に、用紙の向きを設定し直してコピーすると、ようやく思ったとおりにコピーできました。だったら最初から自動回転機能を使わなかったほうが、紙も時間も節約できたのになと思ってしまいます。みなさんにもそんな経験ありませんか?

どんな機械も万能ではないことはわかっていますが、こうもことごとく意図したことと違うと、怒りすらこみ上げてきます。こういう事象は特に、切羽詰まったり時間にゆとりがないときに起こりがちなので余計にそんな気持ちになります。

これは、紙のちょっとしたセットの仕方などが原因でおこるいわばエラーのようなものらしいのですが、慌てている私達はそんなこと気づくこともできず、時間だけが過ぎていく。なんてことが多いのです。便利を求めた故に開発されたシステムも、使い手のちょっとした手違いで逆に不便になってしまう。

皮肉なものですが、一般向けのコピー機はシンプルイズベストがいいのかもしれません。

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どっちがいい?縦向き、横向き

自動回転機能は万能ではない。しかし、コピーにかける紙も時間も無駄にしたくはない。そうなったとき、縦向き、横向きどちらがよいのでしょう?私は、結果として横向きかなと思います。これは、先程もお話したとおり、コピー機は紙送りの向きが重要で設計されているので、紙の向きが横向きで設定されることが多いことを考えると、原稿も横向きにセットしたほうが失敗なくすむのではないかと思うのです。ご家庭の複合機や余裕のないときの状況などから、勝手に縦向きがいいとか、それでもできると考えず、とりあえず横向きでセットしてコピーしてみるのが一番リスクの少ないコピー機の活用方法なのではないでしょうか?

個人の自由!コピー機の特徴を活かして!

いかがでしたか?コピー機のこと少しわかっていただけたでしょうか?縦向きでも横向きでもどちらでもいいというのは間違いではありませんが、そのときの状況やコピー機の特徴をうまく活かしていくことが最も重要なことかもしれません。

自分の常識非常識と言われるくらいですから、どのコピー機も同じなんて思わず、まずは原稿をセットして、一枚コピーしてみてから、どんな特徴があるのか?自動回転機能は働いているのか?セットの仕方は良かったのか?など確認してからコピーすることが大切なのかもしれません。

ぜひ、みなさんの周りにあるコピー機の特徴や機能を知って、快適なコピーが実現するといいですね。そうすれば縦向きでも横向きでも、みなさんの思い通りのコピーができるはずです。最後まで読んでいただいてありがとうございました。みなさんのコピーライフに幸あれ!